どう解く? 時間配分(文系)
二次試験 文学部
数学で5割を死守する時間配分
S.T さん- 文学部 人文学科
兵庫県 出身
2015年度 河合塾 大阪校 在籍
- 大学受験科(高卒生対象)
- 再スタートする高卒生を”京大合格”へと導く河合塾のコース
国語
タイムスケジュール

- ※試験時間・出題内容は受験時のものです。
- この教科の目標点
- 75点/150点
ポイント
出題形式が古文1題、現代文2題だったので、古文30分→現代文80分(1問につき40分)→誤字・脱字チェック10分、という時間配分を設定していました。
最初に古文から着手する理由は、現代文より点数が安定しやすい科目であったため、先に得点を確実に確保することによって、本番の試験中での安心感を得たかったからです。また、古文の時間を現代文より短めにしたのは、古文は現代文よりも分量が少ないことと、答案作成に時間がかかりがちな現代文になるべく時間をかけたかったからです。
試験終了前の10分間は自分の答案に誤字・脱字がないか、文の主述関係が曖昧でないか、などを必ずチェックしていました。
答案は採点者に見てもらうみなさんの芸術作品でもあります。丁寧さを心がけましょう。
数学
タイムスケジュール

- ※試験時間・出題内容は受験時のものです。
- この教科の目標点
- 50点/100点
ポイント
僕は数学が最大の苦手科目だったので、とにかく5割を死守することを目標にしました。
まず最初の25分間で、解けそうな問題とそうでない問題を分類します。第1問から順番に、この問題の着眼点は何か? 図形問題なら座標の導入をして代数的に処理できそうか? など、各問題の難易度や類型を分析しました。
ここで気をつけたのは、1問につき5分が経ったら必ず次の問題に移るようにしていたことです。
問題分析が終わったら、5問中から自分が解けそうな問題を3問選択し、1問につき25分をかけて解いていきます。このとき、選択した問題が思ったよりも厄介だと判明した場合は、途中で切り上げて次の問題に移るようにしていました。
最後の20分は見直しに費やし、解けた問題の答案に計算ミスがないか、記述内容がちゃんと必要十分になっているかなどのチェックをしました。
英語
タイムスケジュール

- ※試験時間・出題内容は受験時のものです。
- この教科の目標点
- 120点/150点
ポイント
英語は一番の得意科目だったので8割を目標にしました。
時間配分は英作文35分→英文読解75分→見直し10分でした。
英作文は、英文読解よりも出題に波がなく得点を安定させやすいので、英語が苦手な人こそ英作文には力を入れるべきだと思います。1題につき15分で答案を作成し、難しい言い回しを用いることなく、平易な英語表現で簡潔に書くことを心がけました。
英文読解は1題につき35分で答案作成するようにしました。
まず最初の15分で文章全体を一読し、全体の方向性をつかみます。次に個々の英文解釈に着手しますが、このときに下線部の前後の一文まで読み込むことで、前後の文脈を見落さないように気をつけました。
また、訳出の際は、逐語訳では日本語として意味を成さない部分だけは思いきって意訳にしましたが、逐語訳をベースにするよう心がけました。
最後の10分は答案の誤字・脱字などのチェックに費やしました。みなさんも、特に英作文の思わぬスペルミスなどには気をつけてください。
- 大学受験科(高卒生対象)
- 再スタートする高卒生を”京大合格”へと導く河合塾のコース