どう解く? 時間配分(文系)
二次試験 教育学部
一問あたりの時間の決め方
- Y.H さん
- 教育学部
兵庫県 神戸女学院高校 出身
2012年度 河合塾 大阪校 在籍
- 大学受験科(高卒生対象)
- 再スタートする高卒生を”京大合格”へと導く河合塾のコース
国語
タイムスケジュール

- ※試験時間・出題内容は受験時のものです。
ポイント
国語は大の苦手で、模試のときはどの大問で点数が取れるかバラバラでした。
どの問題が得意ということもなかったため、最初から順に解いて時間配分を均等にし、「たとえ解き終わっていなくても先に進んで、全体をまんべんなく解く」というスタイルでした。
数学
タイムスケジュール

- ※試験時間・出題内容は受験時のものです。
ポイント
数学も、最初から順に解いていました。ただし、数学の場合は解けると思ったら、たとえ何分かかっても最後まで解き切るようにしていました。
ポイントとしては、まず答案用紙とは別のところに書きながら考え、粗方の方針と結論まで見えてから答案用紙に書くことです。
少し回り道ではありますが、途中で間違いに気づいて消して書き直す場合や、解答が冗長になったときの採点者の心象などを考えると決して悪い方法ではないと思います。
1問につき10分弱で思考の整理をして、10分弱で実際に解答を書くというのが、私の理想でした。最初の思考の段階で分からなかった場合にはすぐに飛ばして、次の問題に進んでいました。数学は他の問題が解ける可能性や、少し時間をおいて考えれば解ける可能性が高いからです。
いったんすべての問題を一度は考え、解ける問題は解答を完成させてから、もう一度落ち着いて考え直すというようにしていました。
また、答案用紙に書くまでに1段階経るのは、「解答を書くときにミスがないか確認しながらまとめる」という意図も含んでいます。私は計算ミスなどのケアレスミスが多いので、最後の15分くらいは見直しにあてていました。数学はどうしてもミスの出る教科ですので、解けたはずの問題を完璧にするか、分からない問題を考え続けるかを天秤にかけて、私は前者を選んでいました。
英語
タイムスケジュール

- ※試験時間・出題内容は受験時のものです。
ポイント
英語は唯一の、私が最初から順に解かない教科です。理由は単純で、英語が嫌いでしたので和訳ばかり、英訳ばかりを続けて考えることがしんどかったからです。
ですので、和訳と英訳が交互になるような順番で解いていました。
基本的に、「結局全問解くのだから最初から解けばいい」というのが私の持論ですが、解く順番を変えることによって明らかなメリットがある場合には、順番を工夫してみてもよいと思います。
ただし、解く順番を変えてしまうと解答欄を間違える危険性もあります。無理に工夫する必要はありませんし、どの順番で解こうかということをあれこれ考えるよりは、まずは素直に取り組みましょう。
時間配分に関しても、まずは時間は気にせず、問題を解けるよう勉強しましょう。直前になってから、「試験時間を単純に問題数で割った時間」を目安に訓練していけばよいと思います。そうするうちに、自然と「このタイプの問題は○分ぐらいで解ける」という感覚や、自分なりの時間配分の目安ができてきます。
人のものを参考にしつつも、自分の得手不得手や得点を取るポイントなどを考慮して、自分自身のスタイルを作っていってください。
- 大学受験科(高卒生対象)
- 再スタートする高卒生を”京大合格”へと導く河合塾のコース