どう解く? 時間配分(理系)
センター試験 農学部
時間配分を練る2つのメリット
- A.Y さん
- 農学部 資源生物科学科
静岡県立浜松北高校 出身
2016年度 河合塾 浜松校 在籍
- 大学受験科(高卒生対象)
- 再スタートする高卒生を”京大合格”へと導く河合塾のコース
国語
タイムスケジュール

ポイント
漢文と古文は知識勝負と考えていたので、短時間で終わらせるようにしていました。わからない問題は、「知らない」「忘れている」問題なので、時間をかけても答えは見えてきません。ですので、あきらめて適当にマークしていました。
現代文2つについては、逆にたくさん時間をかけるようにしました。解き方は人によってさまざまかと思いますが、私は文章全部に目を通し、選択肢もじっくり読んでいたのでかなり時間がかかりました。国語は一問あたりの点数が高く、一つ失敗すると大きなダメージを受けます。
特に京大の理系学部は、センター試験の国語がそこそこな割合で反映されるので、時間配分を考え、知識をつけた状態で臨むのが良いと考えます。
英語
タイムスケジュール

ポイント
発音と文法については、分かるか分からないかの二択なので、できるだけ早く終わらせるようにしました。
上の表では少しわかりにくくなってしまいましたが、第1問は2分を目安に、第2問は10分弱を目安にしています。
配点の高いものに多くの時間を当てたかったので、その次は後ろの第6問から取り組んでいました。センター試験の長文で、ゆっくり考えても分からない問題はないはずなので、第4~6問は時間配分から少しずれ込んでも確実に答えようと考えました。
時間配分を決めるメリットは2つあって、1つは試験中焦らないで済むこと、もう1つはセンター対策の勉強をしやすくなることだと、私は考えています。
時間の目安があれば、「今回はいつもより少し遅れてるからここで取り返そう」、「時間に余裕があるからこの問題には時間をかけよう」、などとプランをつくりやすいです。無計画にやると、すべての問題をせかせかとやることになって、ケアレスミスも生じやすくなります。
過去問演習の際にも、「この大問は何分で解く」と決めていれば、わざわざ全問通して毎回練習しなくても、苦手なところだけ決めた時間内で練習すればよくなります。
数学
数学IAのタイムスケジュール

数学IIBのタイムスケジュール

ポイント
数学はとにかく時間が厳しかったので、一応時間配分を考えていたものの、詰まったら一旦やめて次に行くようにしていました。
上手くいかなかったものに時間を多く使うこと、計算問題でミスしないように丁寧に計算すること、を意識していました。
マークシートの塗り方
ポイント
私は1問解いて問題用紙にチェック(または記入)したら、すぐにマークシートを塗るようにしていました。また、大問が終わるごとに、マークがずれていないかざっと見直しました。
そして、マークミスはもちろん、本番のことを考えると、自己採点のミスもなくしておきたいものです。私は、どんなに適当に書いた答えでも、きちんと問題用紙に記録することと、見直しして答えを変えた場合には問題用紙のチェックも変更することを徹底しました。
当たり前のことかもしれませんが、自己採点と実際の点数がどの模試でも一致している人というのは、意外と少ないようです。
京大を受験する人にとって、センター試験はそこまで大事に思えないかもしれません。しかし、センター試験で9割取れたり、センター利用入試で難度の高い私立大に合格したりしていると、自信を持って二次試験に臨めます。
センター試験の1点の方が二次試験の1点より絶対簡単で確実です。あと1点で涙を飲むことがないようにするためにも、センター試験を大事に考えてもらえたら、と思います。
- 大学受験科(高卒生対象)
- 再スタートする高卒生を”京大合格”へと導く河合塾のコース