京大生のおすすめ勉強法
参考書活用術 CASE10
英数国のおすすめ参考書
教育学部 K.Hさん
今回は私のおすすめの参考書について紹介していきます。
英語
英語は主に読解と作文に分けられます。それぞれの分野について紹介します。
英文読解のおすすめ参考書
英文読解では、『英語リーディング教本』(研究社)です。
これは、どうやったら感覚的にではなく論理的に英文を読めるようになるのかを、解説している参考書です。
巻末の「Frame of Reference」で要点を覚えて、その枠組みに沿って英文を読むようにすれば、複雑な構造の文も論理的に読むことができるようになり、読み間違いがほとんどなくなります。長文読解をする前に、この参考書で論理的に英文を読めるようになることをおすすめします。
英作文のおすすめ参考書
英作文では『英作文が面白いほど書ける本』(中経出版)を使い、夏休みに3周して英作文の書き方と使える表現をたたき込みました。
この参考書で得た知識を応用することで、京大レベルの英作文も十分に書けます。過去問などで練習しましょう。
数学
数学ではまず、高校2年生の3学期から春休みにかけて『数学重要問題集』(数研出版)で基礎固めを行いました。問題数もそれほど多くなく、良問が揃っているので、1冊目として非常におすすめです。
3年生になってからは主に河合塾の授業のテストとテキストの予習・復習だけ行っていましたが、得意な数学で得点を稼ぐ必要性を感じたため、京大で頻出の分野に絞って『文系数学の良問プラチカ』(河合出版)を5周ほど解き、また苦手な整数の対策のために『教科書だけでは足りない 大学入試攻略 整数』(河合出版)も解きました。
数学は完璧に解けるようになるまで復習しないと使えるレベルには達さないと思うので、まずは河合塾のテキストの復習に集中するとよいと思います。
国語
国語は現代文・古文ともに『得点奪取シリーズ』(河合出版)を使っていました。国語の記述問題を独学で練習しようとすると採点が難しいですが、『得点奪取シリーズ』は自己採点ができるよう細かく得点基準が書かれており、さらによくある誤答例として実際の生徒の回答とその採点例が載っているので、独学するのにとてもおすすめです。
最後に
英語・数学・国語について私が使用した参考書について紹介しましたが、これを使えば絶対に受かる、という参考書は存在しません。
自分が伸ばしたい力やレベルと相談しつつ、適切なものを選ぶことが重要だと思います。