現役京大生の時間割大公開
2015年度
経済学部 1回生の時間割
- G.N さん
- 経済学部
東京都 出身
2014年度 河合塾 新宿校 在籍
前期
月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | |
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1時限 | 情報処理入門 | 入門演習 | 水資源管理と 地球環境 |
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2時限 | 現代経済事情 | 会計学入門 | ミクロ経済学入門 | 社会学I | 基礎統計学 |
3時限 | 英語IA | 英語IA | 地球科学入門 ―ダイナミクス |
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4時限 | フランス語IA (文法) |
フランス語IA (実習) |
科学論I | 東洋社会思想史II | 化学概論I |
5時限 | 京の水資源 | 言語文化論 |
おすすめ授業/京の水資源(ポケゼミ)
京大には「ポケット・ゼミ(ポケゼミ)」といって、1回生のみが履修することのできるゼミがあります。
私が受講したこのゼミは、何人かの先生がリレー形式で、京都の水に関する諸問題を解説するというものでした。
一見すると理系分野のお堅いゼミのように思えますが、「南禅寺の水路閣や鴨川などに出向き実地調査をする」という普段なかなかできない体験ができます。
その中でも最も記憶に残ったのは、鴨川で自分達が釣った魚を天プラにして食べた授業です。運がよければ天然ものの鮎が釣れるということでしたが、さすがに鮎は厳しかったです。
しかし1~2時間、網を片手に苦闘した結果、小魚やエビなどをたくさん捕まえることができました。そうして苦労して獲った魚の天プラの味はやはり格別でした。
この授業をおすすめしたいのは、「せっかく京大に来たのだから京都でしかできないことをしたい」と思っている方です。
おそらく鴨川で釣りを体験できるのは京大でもこの授業しかありません。ぜひ受講を視野に入れてみてください。
後期
月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | |
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1時限 | |||||
2時限 | 社会経済学入門 | マクロ経済学入門 | 経営学入門 | 経済史・ 思想史入門 |
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3時限 | 世界建築史 | 数学探訪III | 英語IB | 英語IB | Environmental Histories of South Asia |
4時限 | フランス語IB (文法) |
フランス語IB (実習) |
ウィルスと 生命科学 |
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5時限 |
おすすめ授業/Environmental Histories of South Asia
これは私が後期に受講した授業の1つです。
日本語にすると「南アジア(インド周辺)の環境史」となりますが、先生がインド出身で、文字通り完全に英語オンリーの授業です。
内容は、南アジアの自然環境がどのように変遷していったのかを先生がパワーポイントで解説するというものです。
先生が英語でどんどん授業を進めていくため、最初は私も聞き取るのに精一杯でした。しかし10人前後の少人数クラスなので、分からないことがあれば先生に気兼ねなく質問できます。
私がこの講義を受講したのは、もちろん英語力の向上のためでもありますが、それとは別に「外国人の教授が教える講義」というものに興味を抱いたからです。
日本の大学の授業は、檀上に立つ先生が一方的に解説して終わるという形式が一般的です。しかしこの講義では、先生が生徒に質問を投げかけたり、逆に生徒が先生に疑問をぶつけたりなど、「自分で考える」ことを大切にしています。
そのような意味で、この授業は単に英語を学ぶだけでなく、英語を「使う」ことに関心のある方に向いていると思います。私自身も授業を通して、失敗を恐れずに英語で主張することに慣れてきたと感じています。