冬休み・直前期攻略大作戦!(文系)
二次試験 経済学部
センター後からの志望学部変更
- G.N さん
- 経済学部
東京都 出身
2014年度 河合塾 新宿校 在籍
二次試験 直前期の過ごし方
論文入試を決めるまで
まずはセンター試験の自己採点後についてです。
センター試験二日目が終わった直後、私は「絶対に8割以上は取れた」と手ごたえを感じていました。しかしその翌日、河合塾の校舎で自己採点した結果は、まさかの73パーセント。試験直後の楽観モードから、突如奈落の底に落とされました。
その後私は父親と、ほかの旧帝大を受けるか、あるいは早慶大に目標を絞るか、埒のあかない議論を延々と繰り返しました。そのような八方ふさがりの状態で唯一見つかった、京大合格の望みがある学部が、経済学部(論文※)でした。
※経済学部の論文入試は2016年度入試より廃止されました。
この論文入試のメリットは、まずセンター試験の比重が軽いこと、そして73パーセントを記録した最大の要因である数学が二次試験にないことでした。
もちろん、「小論文という今まで対策していない科目がある」という一抹の不安はありました。それでも、私にとって京大は現役のときからめざし続けた大学でした。他の大学に志望変更することは考えたくなかったのです。
こうして私は京大法学部から一転、経済学部論文入試を受けることになりました。
私立大対策
次に、私立大対策について。
私は高卒生のとき、早慶大の3学部と中央大の1学部を受験しました。一応、これらの大学の過去問集は全部購入しましたが、京大の小論文対策に集中していたため、ザッと見て傾向をつかむくらいしかしませんでした。「京大の問題をマスターすれば他大学の問題にも対処できる」と考えていた点も、その理由の一つです。
一般的に、「京大と早慶大等の私立大の問題傾向はまったく違う」と言われています。
それは、記述重視・考えさせるタイプの京大と、マーク形式・高度な知識を問う早慶大では問題のベクトルが180度異なることを意味しているのでしょう。
しかし、京大の問題は本当に良問ぞろいです。もし京大の問題を解き、高得点を取れているのなら、早慶大の合格圏内にいる実力は備わっていると思います。私も早稲田大政経学部には不合格でしたが、その他の私立大の学部は全部合格することができました。
二次試験対策
そして二次試験対策について。試験まで1,2カ月を切ったという状況下では、今までの自分の勉強ペースを崩さないことが非常に重要となっていきます。
現役時の私もそうでしたが、一番よくないことは、この直前期になって新しい参考書を解こうとすることです。
なぜかというと、そもそも新しい参考書をイチから解く時間的な余裕がないためと、そして「ああ、試験直前なのに分からない問題が山のようにある」と自信を喪失してしまう危険があるためです。
私立大の受験も控えたこの直前期に、自信喪失してパニックに陥ることこそが最大の恐怖です。ですので愚直に、この一年間貫き通した勉強方法を続けましょう。
私も小論文対策を始めたのはセンター試験後からでしたが、「過去問を先生に添削してもらう」というスタイルだけは崩しませんでした。
以上が受験直前期の私のアドバイスです。
最後になりますが、受験生の皆さんに是非伝えたいことがあります。
それは、「攻めの姿勢を崩すな」ということです。
私はなまじ模試でA判定を取ってしまったため、「この程度点を取れば合格するだろう」と思ってしまい、さらに点数を伸ばす努力を怠ってしまいました。
その結果、一時期は京大受験を諦めざるを得ない事態に陥ってしまいました。
ですので、E~B判定の人たちはもちろんのこと、A判定の人でも順位が1つでも上がるよう最後まで努力し続けてください。決して「A判定=合格」ではないですよ!
二次試験 直前期の学習計画
計画を立てるときのポイント
- 新たに参考書を解き始めると自信を失う危険がある
- 今までの自分の勉強ペースを崩さない
- A判定を取っていたとしても、最後まで点数を伸ばす努力を続ける
学習計画表
授業・講習
自習
試験

- *フェロー:河合塾が各校舎に配置している、専門の学習指導員
- ※講座名は現在のものと異なる場合があります。
1日のスケジュール
授業・講習
自習
睡眠

- ※学習時間は、授業・講習を受けている時間を除きます。