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京大生の一週間
文学部 3回生
Iさん

文学部 3回生 Iさん

Iさんは京都大学文学部の3回生で、ドイツ語学ドイツ文学研究室に所属しています。
Iさんの学生生活は、「研究室でのドイツ研究」「課外授業」「国家公務員試験の受験勉強」の3つが大部分を占めています。今回はそんなIさんの生活をみてみましょう。

研究室でのドイツ研究

ドイツ語学ドイツ文学研究室

研究室
ドイツ文学研究室。
ここで授業や学生主体の読書会が行われています。

Iさんが所属している研究室は簡潔に言うと、「ドイツについて学べる研究室」です。さまざまなドイツの文学や文化について、幅広く学ぶことができます。
Iさんはここでドイツ語講読やドイツ語会話、ドイツ文学の特殊講義などを履修しています。

研究室では、ドイツ語の文献をドイツ語でしっかり読解することが重視されます。そのため、ドイツ語読解による事前の準備が何より重要です。

Iさんにとってドイツ語は英語ほど親しみのある外国語ではないので、やはり日々の準備はそれなりに大変です。しかし、大半の学生が1年ないし2年しか使わない第二外国語を、衰えないように訓練できるのは貴重な環境だと思っているそうです。

おすすめ授業ピックアップ

Iさんが今期履修しているなかで一番おもしろいと感じている授業は、「ドイツ文学特殊講義(フクシマについて)」です。

ドイツ文学の特殊講義なのですが、文学について扱っているわけではありません。2011年3月11日に福島原子力発電所事故(以下、フクシマ)が起きましたが、「フクシマについてドイツの新聞各社がどのような報道をしていたのか」を研究する授業です。

Iさんはこの授業を受ける前、新聞に載っている内容は事実を淡々と表しているのだと思っていました。しかし、さまざまな新聞記事をドイツ語で読み比べるうちに、フクシマという同じテーマを扱いながらも、日本の新聞とドイツの新聞、さらにはドイツの各新聞の間においても報道の内容や焦点が異なっていたりしていることに気づきました。

新聞記事も鵜呑みにするのではなく、さまざまな新聞や他のメディアと比べることを念頭に置きつつ、批判的な視点を忘れずに読むことが重要なのだと学べました。

課外活動

Iさんは主に2つの課外活動をしています。1つ目は、京都学生広報部という学生団体での活動です。2つ目は、留学生寮の住み込みアシスタントです。

京都学生広報部

京都学生広報部(以下、広報部)は、京都や京都の大学についての記事を執筆し、それをコトカレというwebサイトから発信している団体です。

広報部では取材をしたり記事を書いたりする編集チームと、記事や広報部自体を広報して広めるPRチームに分かれています。IさんはPRチームの方に所属しています。

広報部に限らず学生団体の良いところは、京都中のいろんな大学の人々と知り合えることです。京都といえば観光都市のイメージが強いですが、実は京都は学生街でもあり、大学が多いです。京大のサークルに所属していると友達は京大生中心になりますが、学生団体なら他の大学の友達がたくさんできます。そこが学生団体の強みではないかと思います。

寮の住み込みアシスタント

Iさんの寮には中国・韓国・台湾など東アジアはもちろん、イランやスイス、リトアニアなど、世界中から来た留学生が入寮しています。

Iさんの仕事は、留学生たちと生活を共にして彼らが困っていることなど生の声を聞き、それを大学の職員や寮長さんに伝える、いわば橋渡しの仕事です。
留学経験もなく、あまり外国にも行ったことがなかったIさんでしたが、留学生達の多様な価値観に触れ、日本人としての自分の姿を見つめる機会がとても増えました。

仕事というと堅苦しく聞こえますが、彼らとカラオケや映画、ご飯や京都観光に行ったりして、日々をエンジョイしているそうです。

国家公務員試験の受験勉強

京都大学文学部生の進路

Iさんの所属する京都大学文学部では、進路先も実に多様です。人文学の研究者をめざす人もいれば、民間企業に就職する人もいるし、公務員をめざす人達も意外と多くいます。
体感だと、就職する人達と大学院に進学する人達の比率は7:3ぐらいだそうです。

国家公務員になるために

Iさん自身は、公務員試験予備校のweb授業を受講して法律の勉強をしながら、国家公務員をめざしています。

昔から、民間企業の利益を上げるといったビジネスマインド的な思考よりも、公共性の高い仕事に就いて人々の幸福に貢献をしたい、という思いが強かったIさん。なかでも、現在の日本の姿を見つめながら、20年後30年後を見すえて日本という国をグランドデザインする、そんな国家公務員という職業に憧れるようになりました。

国家公務員総合職試験(法律区分)では法律6科目が課されるため、文学部生のIさんは、なかなか苦戦しています。しかし法制度という観点から、日本という国を成り立たせている憲法などの諸法律を学ぶうちに、「法律は国家と個人、ひいては個人と個人の間のさまざまな利害関係を調整するためのツールなのだ」ということを学んだりしました。

このように、普通に文学部で過ごしているだけでは得られないような学びがたくさんあって、自分なりに意義を見出しながら受験勉強しているそうです。

京都大学の「自由の学風」

「自由の学風」とは

夜の京大
夜の時計台。
京大で日常生活を送らない限りあまり見られないレア(?)
な光景。

大学生活では、勉強やサークル、バイトや恋愛など、何に重点を置いて日々を過ごすかを自分自身が決められるという自由さがあります。
特に京都大学という学び舎では、他の大学よりその傾向が強いと言います。

しかし同時に、京大では自分の選択には自分で責任を持たねばならない、自分が求めない限り大学が一方的に与えてくれるものは何もないというふうに、自由にも責任が伴うそうです。

Iさんはこう語ってくれました。「自由の学風」に惹かれて京大に来る人は多いですが、ぜひ一度“自由とは何か?”ということを改めて考えてみてください。しっかり考えたうえで京大に入学すれば、きっと実りのある学生生活が送れることでしょう。

一週間のスケジュール

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