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私の京大学部紹介
京都大学 文学部

2回生 Aさん

文学部で学ぶこと

世間一般のイメージとして、文学部は「文学について学ぶ学部」であると思っている方は多いのではないでしょうか?

確かに日本文学や西洋文学などを学ぶ人々も文学部にいるので、ある意味では正しいです。また、「文学部」という学部の名称が誤解を招きかねないものであることも否定できません。たとえば、法学部は「法学」を、経済学部は「経済学」を、工学部は「工学」を学ぶ学部ですから、同様のロジックで考えると、文学部は「文学」を学ぶ学部ということになります。

しかし、実際の文学部は"人文学全般を司る知の宝庫"です。人文学とは、人間の所産や人間存在それ自体について研究する学問分野です。

社会科学が社会を、自然科学が自然を研究するように、人文学は人間について研究します。人文学には、人間の存在について考察する哲学や、人間の持つ倫理について考察する倫理学といった学問だけでなく、人類の歴史について学ぶ歴史学や、人類の文化的所産である言語について研究する言語学といった学問まで含まれます。ですから、文学部という学部名を聞いたら「人文学部」のことだと思ってください。

京大文学部の特徴

さて、僕の所属する京都大学文学部の特徴について述べていきたいと思います。
京大文学部の最も大きな特徴は、「1,2回生の間は専攻分野にとらわれることなく、さまざまな学問分野を味見できる。2回生の夏休みに研究室の希望を出し、3回生から研究室で自分の専攻分野を研究する」という点でしょう。

他大学の文学部と比較してみると、他大学では入試の時点で学科ごとに分けられていたり、2回生から研究室に配属となったりする文学部も決して少なくないです。
大学で何を学びたいかまだ決まっておらず、大学に行ってから自分の好き嫌いや適性を見極めたいという人に京大文学部はおすすめです。

また、入学前から自分の勉強したいテーマが決まっていたとしても、2年間でさまざまな学問分野に触れることで見えてくる、自分の専攻の特徴や思わぬ発見などもあることでしょう。

京大文学部は社会学も扱う

もう一つ特徴を挙げるとすれば、社会科学に属する「社会学」も京大では文学部で扱います。社会学は、社会における諸問題について、社会調査やフィールドワーク、社会学的理論といった様々な手法で焦点を当てる学問です。

扱うテーマも家族、ジェンダー、戦争とテロリズム、ジャーナリズム、マスコミ、メディアなど非常に守備範囲が広いことが社会学の特徴として挙げられるでしょう。実際、社会学は京大文学部でもトップ1,2位を争うほど学生に人気のある研究室です。

京大文学部生の進路

最後に、京大文学部生の進路について記述します。とはいえ、僕自身もこの記事を書いている現時点では2回生なので、就職活動などを未だ経験しておらず、あくまで周囲の人の話や伝聞情報がメインですが……。

一般に「文学部は就職に弱い」と言われますが、実際のところ就職できるか否かは「あなた次第」です。文系の中で比較的「就職に強い」と言われる法学部や経済学部の学生であっても、たとえばその人のコミュニケーション能力が著しく低い場合などは、学部に関わらず門前払いとなります。

ただ、他の文系学部よりも就職先が多種多様である、ということは言えるかもしれません。年度にもよりますが、大体4割ほどの学生が大学院に進学し、残りの学生は官公庁(霞ヶ関の国家公務員や市役所など)、商社、金融、出版業、マスコミ、メーカーなど多岐に渡ります。

「文学部は就職に弱い」という意見に左右されるのではなく、文学部に関心があったり学びたい学問分野があったりする場合は、文学部で自分のやりたい勉強を突き進めていけば、自ずと将来への道が見えてくるのではないかと個人的には思います。

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