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京大のキャンパスレポート
第1回 紅萠祭(こうほうさい)

「大学入試に合格することは、手段であって目的(ゴール)ではない。」 このような言葉が、大学受験のアンチテーゼとしてよく言われています。京大の中には「大学入試が知識の詰め込みによるものに過ぎない」と批判する人が少なからずいます。

ただ私が言いたいのは、大学受験のあり方がどうであれ、晴れて京大入試に合格して4月から京大生になったばかりの新入生でも、油断はしてはいけないということです。むしろ、大学初年度でのさまざまな決定が後の将来に影響すると思って、時には慎重に、時には思い切って行動しなくてはなりません。

京大の部活・サークル

紅萠祭1

その中で重要な決定の1つに、部活・サークルへの所属があります。「自学自習」や「自由の学風」の他にも「対話」を重視する京大では、学業や集団活動を通して、よい人間関係の築き方について学ぶことができます。

その集団活動の最たる例が部活・サークルとなります。もちろん部活やサークルに属さなくても、向き合ってしっかりと話し合える仲間がいれば問題はありません。
しかし部活・サークルでの集団経験は、後に社会に出たり、学術分野で活躍する上でもきっと役に立つことでしょう。

一人暮らしを始めたばかりの人にとっては、さまざまな不安や寂しさをまぎらわすことができるでしょう。なによりも、京大では比較的自由に授業を選択できることもあってか、部活・サークルの活動が盛んで多種多様です。

自分に合った部活・サークルを探し、見つけ、そして決定する上で役に立つものとして、毎年、京大生協(生活協同組合)の学生委員会が作っているサークル紹介冊子や、京大体育会が発行している「濃青」という体育会所属の部活紹介冊子などがあります。

驚異のビラ・ロード!?

紅萠祭2

一方、入学式前後には、新入生を呼び寄せる上回生側もかなり必死になります。 新入生の健康診断や各学部・センターのガイダンスが行われている間(4月上旬)に行われた「紅萠祭(こうほうさい)」では、時計台(正式名称:時計台百周年記念館)周辺で、多くの部活・サークルによる新入生を誘うためのテントやステージ企画が出され、勧誘ビラがたくさん配られました。

この「紅萠祭」には「11月祭」(秋の学祭)に匹敵する学生、それも上回生ばかりが集まり、勧誘のバトルが展開されます。

例年、健康診断は主に時計台の中で行われるのですが、その入口までずっと両脇にサークルや部活の人が構えた、300メートルぐらいの細道、通称「ビラ・ロード」が作られ、新入生はビラ配りの猛攻撃をかいくぐることになります。

アメフト部の勢い、テニスサークルの人の多さ、「お願いします!」の掛け声などに圧倒されたことでしょう。

「ビラ・ロード」を通り抜けるのに、すべての勧誘のビラをもらっていくとすると、自転車の前カゴを半分以上埋めるほど多くのビラを受け取ることになります。
新入生は勧誘ビラを家に持ち帰り、各部活・サークルの体験会や花見・飲み会(もちろん「おごり」のところが多い)の情報を確認したりします。

紅萠祭3

このようにして新入生は紹介冊子や勧誘ビラを見て、部活・サークルをのぞき回り、入るところを決めていきます。ただし、勧誘時期を過ぎると多くの新入生はあまりに多い勧誘ビラの処分に困ることになるでしょう。

紅萠祭以外にも、合格者登校日や入学式にも部活・サークルによる勧誘ビラの激しい攻撃が行われ、さらには授業の教室(特に一般教養科目)の机の上に大量の勧誘ビラがばら撒かれます。勧誘の声もよく聞こえてきます。

危険な勧誘に気をつけよう

ただ気を付けなくてはいけないのは、マインドコントロール(洗脳)をはじめとしたやり方で新入生を勧誘して犯罪などに手を染めさせようとする団体が、残念ながら京大にも潜んでいるということです。あちらこちらのサークルを巡り回るときには、インターネットなどを使ってよく調べてから行くとよいでしょう。

京大生になったといっても、自分が世間知らずであるということに気づかされることもあると思います。
日本全国や世界各地からいろんな人が集まっており、例えば、「あの人は何でそんなことも知らないの」と憤ることもあれば、他人から自分が非常識であることを指摘されたりもします。

だからこそ、日々、多くの人とコミュニケーションを取って、知恵の涵養(かんよう)や思考のトレーニングなどに努めなくてはならないのです。

部活・サークルは考え方が違う人の集まりの中で、一つの目標を定めて活動しますから、「対話能力」を鍛える絶好の機会だと思います。もしかすると学業に関しても協力し合える仲間が見つかるかも知れません。

大学生活をスタートさせたばかりの京大生の心中。京大志望のみなさん、想像できますか?
そして、京大で多くの人と「対話」してみようと思いませんか?

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