2010年度動向分析

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全国で40万人を超える受験生の皆さんが参加した、『センター・リサーチ』の志望動向分析からみた2010年度入試の予想難易度(ポーターライン)です。

河合塾の入試難易度

河合塾では、私立大学のセンター利用入試に関し、センター試験の得点の目安となる各ライン(合格濃厚・ボーダー・注意)と、2次試験の学力の目安となる2次ライン(全統記述模試での偏差値)を設定しています。

センター試験・二次学力の各ラインについて

  • 合格濃厚ラインは合格可能性80%となるセンター得点ライン、ボーダーラインは合格可能性50%となるセンター得点ライン、注意ラインは合格可能性20%となるセンター得点ラインをそれぞれ表しています。なお、下段の二次学力欄では各センター得点において二次試験と総合してボーダー(合格率50%)となるのに必要な二次学力(全統記述模試での偏差値)を示しています。
    理学部ではセンター試験の得点を第一段階選抜のみにしか利用しないため、ボーダーライン等の設定はしていません。

第一段階選抜ラインについて

  • 志願者数が大学の指定した倍率を超えた場合に、センター試験の得点で第一段階選抜が実施されます。選抜は指定されたセンター試験科目の素点合計(学部により異なります)で行なわれます。
    理学部は志願者数に関わらず、630点(900満点)を第一段階選抜合格ラインとして指定しています。
    医学部医学科は700点(900満点)を第一段階選抜合格ラインとして指定しています。
    なお、予想(得点)ライン欄が空白の学部・学科は、志願者数が指定倍率を超えない見込みのため、第一段階選抜は実施されないものと予想しています。

ボーダーライン

学部名 学科名 第一段階選抜 センター試験各ライン・二次挽回偏差値
(配点) 予想ライン 得点率(%)   満点値 濃厚ライン ボーダライン ボーダ得点率(%) 注意ライン
人文 (800)     センター得点 250 222 210 84.0 198
二次学力   67.4 68.8   71.7
教育 教育科学文型 (900) 625 69.4 センター得点 250 224 212 84.8 198
二次学力   67.7 68.8   70.9
教育科学理系 (900)     センター得点 250 222 214 85.6 204
二次学力   65.2 66.3   68.4
  (800)     センター得点 250 224 210 84.0 196
二次学力   67.4 68.8   71.7
経済 経済経営一般型 (800)     センター得点 250 226 212 84.8 200
二次学力   67.5 68.8   71.4
経済経営論文型 (800) 570 71.3 センター得点 800 - - - -
二次学力   - 66.3 - -
経済経営理系型 (900)     センター得点 300 264 250 83.3 238
二次学力   65.0 66.3   68.9
(900) 630 70.0 センター得点 900 - - - -
二次学力   - 66.3 - -
地球工 (900)     センター得点 200 176 160 80.0 140
二次学力   63.0 63.8   65.1
建築 (900)     センター得点 200 178 162 81.0 144
二次学力   63.0 63.8   65.1
物理工 (900)     センター得点 200 180 166 83.0 144
二次学力   65.5 66.3   67.6
電気電子工 (900)     センター得点 200 174 162 81.0 140
二次学力   63.0 63.8   65.1
情報 (900)     センター得点 200 172 158 79.0 144
二次学力   63.0 63.8   65.1
工業化学 (900)     センター得点 200 180 162 81.0 140
二次学力   63.0 63.8   65.1
資源生物科学 (900)     センター得点 350 308 292 83.4 268
二次学力   62.4 63.8   66.7
応用生命科学 (900)     センター得点 350 310 294 84.0 272
二次学力   64.9 66.3   69.2
地域環境工 (900)     センター得点 350 302 278 79.4 258
二次学力   62.4 63.8   66.7
食料・環境経済 (900)     センター得点 350 300 276 78.9 258
二次学力   62.4 63.8   66.7
森林科学 (900)     センター得点 350 302 284 81.1 262
二次学力   62.4 63.8   66.7
食品生物科学 (900)     センター得点 350 302 284 81.1 268
二次学力   62.4 63.8   66.7
(1000) 700 70.0 センター得点 250 234 224 89.6 212
二次学力   73.1 73.8   75.0
人間-看護学 (900)     センター得点 500 400 372 74.4 348
二次学力   56.9 58.8   62.5
人間-検査技術科学 (900)     センター得点 500 428 412 82.4 392
二次学力   59.4 61.3   65.0
人間-理学療法学 (900)     センター得点 500 420 412 82.4 360
二次学力   59.4 61.3   65.0
人間-作業療法学 (900)     センター得点 500 404 380 76.0 356
二次学力   59.4 61.3   65.0
薬科学 (900)     センター得点 250 222 212 84.8 198
二次学力   65.2 66.3   68.2
(900)     センター得点 250 228 210 84.0 196
二次学力   67.7 68.8   70.7
総合人間 総合人間文系 (800) 520 65.0 センター得点 100 97 91 91.0 82
二次学力   68.3 68.8   69.5
総合人間理系 (900)     センター得点 100 95 85 85.0 75
二次学力   63.3 63.8   64.5

全体動向

大学全体の出願予定者数は6,777人(前年比103.9%)で、微増しています。模試動向では3年連続で増加していましたが、その傾向はセンター・リサーチまで続いています。特に文系学部は全学部で増加しており、文学部と経済学部では1割以上増加しています。理系学部は医学部と総合人間学部を除くとほぼ前年並みとなっていますが、薬学部のみ1割以上減少しています。昨年度の入試より2次試験で国語の負担が増えた工学部は、学部全体で1,989人(前年比100.8%)で、ほぼ前年並みの出願予定者数となっています。農学部の出願予定者数も786人(前年比98.5%)で、ほぼ前年並みになっています。模試動向では学部系統人気もあり、増加傾向が出ていましたが、センター・リサーチの出願予定者数は前年並みに落ち着いています。
学科別の予想ボーダーラインは、センター試験の平均点ダウンの影響で前年度の実態ボーダーラインより下がっていますが、7科目型の平均点の変化を加味すると一部の学科を除き、全体的に大きな難易度の変化はみられません。

前期日程

学部名 学科名 昨年募集人員 今年募集人員 出願予定者〔全体〕 出願予定者〔現役〕 出願予定者〔女子〕
昨年 今年 前年比 昨年 今年 前年比 昨年 今年 前年比
人文 220 220 520 582 111.9% 415 472 113.7% 240 290 120.8%
教育 教育科学文系 50 50 180 200 111.1% 141 166 117.7% 91 102 112.1%
教育科学理系 10 10 36 37 102.8% 28 29 103.6% 10 9 90.0%
  330 320 671 716 106.7% 531 578 108.9% 189 206 109.0%
経済 一般型 190 180 486 557 114.6% 364 440 120.9% 95 99 104.2%
論文型 25 25 48 59 122.9% 37 40 108.1% 13 17 130.8%
理系型 25 25 100 93 93.0% 81 78 96.3% 19 15 78.9%
311 311 680 675 99.3% 585 581 99.3% 94 102 108.5%
地球工 185 185 297 357 120.2% 248 309 124.6% 23 40 173.9%
建築 80 80 208 204 98.1% 162 164 101.2% 64 65 101.6%
物理工 235 235 558 533 95.5% 458 454 99.1% 25 26 104.0%
電気電子工 130 130 309 294 95.1% 276 244 88.4% 16 14 87.5%
情報 90 90 192 185 96.4% 168 156 92.9% 19 14 73.7%
工業化学 235 235 410 416 101.5% 301 329 109.3% 61 68 111.5%
資源生物科学 94 94 194 215 110.8% 159 170 106.9% 79 71 89.9%
応用生命科学 47 47 252 222 88.1% 202 187 92.6% 82 68 82.9%
地域環境工 37 37 47 44 93.6% 40 38 95.0% 9 13 144.4%
食料・環境経済 32 32 72 80 111.1% 47 66 140.4% 24 27 112.5%
森林科学 57 57 110 99 90.0% 86 82 95.3% 41 45 109.8%
食品生物科学 33 33 123 126 102.4% 99 106 107.1% 71 66 93.0%
105 107 242 237 97.9% 191 190 99.5% 56 46 82.1%
人間-看護学 70 70 74 110 148.6% 62 93 150.0% 66 99 150.0%
人間-検査技術科学 37 37 73 92 126.0% 58 78 134.5% 44 60 136.4%
人間-理学療法学 18 18 40 45 112.5% 34 38 111.8% 19 23 121.1%
人間-作業療法学 18 18 26 18 69.2% 23 15 65.2% 15 14 93.3%
薬科学 50 50 125 128 102.4% 93 109 117.2% 36 28 77.8%
30 30 118 85 72.0% 104 74 71.2% 79 51 64.6%
総合人間 総合人間文系 65 65 207 221 106.8% 180 176 97.8% 107 110 102.8%
総合人間理系 55 55 125 147 117.6% 93 128 137.6% 40 48 120.0%

学部別の動向

〈文学部〉
出願予定者数582人(前年比111.9%)で、増加していますが、多くは下位層の増加によるもので予想ボーダー得点率は84.0%と前年度の実態ボーダーラインと同じです。2次試験の地歴の配点が100点(昨年度50点)になり、2次試験の逆転の可能性がより高くなることから、2次逆転を狙う受験生の動向には注意が必要です。
〈教育学部〉
教育科学文系は出願予定者数が200人(前年比111.1%)で、3年連続で増加しています。予想ボーダー得点率は84.8%となっています。
教育科学理系の出願予定者数は37人(前年比102.8%)で、横ばいです。予想ボーダー得点率は85.6%で、前年度の実態ボーダーラインと同じです。
〈法学部〉
昨年度の入試から減少傾向に歯止めがかかり、センター・リサーチの出願予定者数は716人(前年比106.7%)で、増加しています。予想ボーダー得点率は84.0%と難易度の変化はみられません。
〈経済学部〉
一般型の出願予定者数は557人(前年比114.6%)で、増加しています。予想ボーダー得点率は84.8%と法学部より高く、当大学の経済系人気は続いています。
論文型の出願予定者数は59人(前年比122.9%)と増加していますが、これはセンター試験の平均点ダウンの影響でセンター試験で思うように得点出来ていない受験生が、二次勝負をかけて志望変更したものと考えられます。第1段階選抜は約3.5倍(大学公表)で実施され、昨年度の入試でも実施されたことから今年も注意が必要です。
2年目になる理系選抜の入試の出願予定者数は93人(前年比93.0%)で、減少しています。予想ボーダー得点率は83.3%です。
〈理学部〉
出願予定者数は675人(前年比99.3%)と、昨年並みになっています。センター試験は第1段階選抜のみで利用し、2次試験で合否を決しますが、階層別の学力をみるとセンター試験平均点ダウンの影響で学力分布は2%~3%程度全体的に下がっています。
〈工学部〉
出願予定者数は1、989人(前年比100.8%) と、昨年並みになっています。地球工学科のみ前年比120.2%と増加していますが、他の学科は昨年並みかやや減少しています。予想ボーダーラインは地球工学科のみ前年度の実態ボーダーラインと同じで、センター試験の平均点ダウンを加味すると実質的に難化しています。他の学科はいずれも1.0%下がっており難易度の変化はみられません。一部の学科に出願予定者が集中していることから、出願先の学科変更も起こりえるため、出願締めきりまで予断を許さない状況です。
〈農学部〉
学部全体で出願予定者数が786人(前年比98.5%)と、ほぼ昨年並みとなっています。学科別にみると増減がみられ、資源生物科学科と食料・環境経済学科は10%以上増加していますが、応用生命科学、森林科学科は1割程度の減少となっています。予想ボーダーラインはセンター試験の平均点ダウンの影響で全学科ともに昨年度の実態ボーダーより2.0%~4.0%程度下がっていますが、実質的な難易度の変化はありません。
〈医学部〉
医学科の出願予定者数は237人(前年比97.9%)と、微減していますが、予想ボーダー得点率は89.6%で、昨年度入試同様にハイレベルな争いは続いています。
人間健康学科の看護学専攻は110人(148.6%)と大幅に増加していますが、これは昨年度が一昨年比77.1%と減少した反動が出ています。検査技術科学専攻の予想ボーダーラインは82.4%と昨年度入試の実態ボーダーラインと同じでセンター試験の平均点ダウンの影響を加味すると実質的に難化しています。他の学科は昨年度の実態ボーダーより-2.4%~-4.0%の範囲で下がっていて、難易度の変化はみられません。
〈薬学部〉
出願予定者数は薬科学が128人(前年比102.4%)、薬が85人(前年比72.0%)で、6年制課程が減少しています。予想ボーダー得点率は両学科とも下がっていますが、難易度に影響はみられません。
〈総合人間学部〉
出願予定者数は文系221人(前年比106.8%)、理系147人(前年比117.6%)で、文系・理系ともに増加しています。ボーダーラインは文系が理科1科目、理系が地歴1科目の受験方式のため選択科目による影響が考えられますが、予想ボーダーラインは文系91.0%(実態+3.0%)・理系85.0%(実態±0.0%)となっています。